サンジェルマンの調香師2
「アイム パフューム デザイナー」
と自己紹介してきたその男性。
初めて聞く職業だけど、フランスらしい職業の調香師の男性だった。あまりフランス人ぽくないお顔?後で聞いたところによると、イタリア系なのだそう。南仏の香水で有名な町、グラースの出身。南仏のイタリア系出身ということは、裕福でない人が多いが、その時は、あまりわかってなかった。英語ができる人だったので、英語で会話が弾む。彼は、調香師で、かなりトップクラスの、「ネ(nez 鼻」と呼ばれるトップクラスの調香師だった。
若い頃は、モデルをしていたこともあるそう。拙いフランス語で、ここ数日まともな会話をしてなくて、人恋しくなっていたのだろう、ついつい色々話してしまった。よく考えたら、これはパリのフランス語学校にもう通い始めた頃です。語学校の手配で、フランス人家庭にームステイしてた頃。アメリカのホームステイと違って、ヨーロッパのホームステイは、どちらかというと、間貸し感覚が強い。文化交流やボランティアではなく、家賃収入を期待する気持ちが強い。私がステイしていた家も、元貴族の家だったけれども、お食事も質素で、あまりホストと交流がたくさんあるとは言えなかった。他にも2、3人学生がいて、バスルームをシェアしているので大変だった。南仏での50代のアメリカ人女性とのアパルトマンシェアに引き続き、知らない人達複数とのシェアで、少々疲れていた。彼には、今は、語学学校のアレンジでホームステイしていること、10月から別の学校に行くこと、などを話した。そうしたら、
「うちにホームステイすればいいじゃないか!僕には娘がいるから、僕のところだってフランス人家庭だよ❣️」という強引な論理で提案してきた。
ええ〜っ?!😮
た、確かにそうだけど😅
今にして思うと、なんでついていってしまったのかと思うけど、悪い人ではないことは、なぜだかわからないけど、わかってた。そして、彼のルックスは、めちゃくちゃ好みだった。大学生のときに付き合った日本のメンズモデルのハシリの人と同じぐらい🥰
そうして向かった先は、
高級住宅地と言われてる16区。閑静なエリア。今いるところと全然違って、明るく新しい感じ。
彼のアパルトマンのインテリアは、アールデコスタイルで統一されていた。